Hof ten Dormaal
ホフテンドルマール醸造所は、2009年に創業の醸造所兼農場です。
農場は1999年からオーナーのヤンセン一家が所有しています。
ブリュッセルから北、ルーヴェンに近い、ティルドンクという場所に位置しています。
農場は広大な敷地で、馬や、牛、豚なども飼っています。
オーナーのアンドレさんは、アメリカで醸造設備を購入し醸造所をスタートしました。
モットーはself-sustainable。
出来る限り、自分の農場で取れた原料でビールを造る事。
麦やホップはもちろん自分たちの手で育てたものです。
副原料も使いますが、基本的に農場で取れたものを使います。
現在は家族経営でアンドレさんと2人の息子、ファーマーのドリーとブリュワーのジェフ、そして娘のリサが輸出、会計などを担当しています。
ドクトルヴァンドゥコールナール醸造所のロナルドさんから「素晴らしいビールを造るんだよ」と紹介されたこともあり輸入を開始することができました。
アンドレさんとロナルドさんは親友で、月に1度程度それぞれの醸造所を訪れ、情報を共有したりしているそうです。
またアメリカ、ヨーロッパでの人気が高く、最近ではIPAや地元のベリーを使ったサワースタイルのビールなど新しいものにも挑戦しています。
2014年、不運にも醸造所が火事で焼失し大きなダメージを受けてしまいましたが、何とか再建してほしいという、一般の人々を中心にクラウドファンディングが立ち上がり、資金を集めることができました。
ようやく醸造が軌道にのってきたところです。
彼らのビールは原料から造るまさに「農産物」です。