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セントベルナルデュス ホワイト 缶ビールNEWリリース!

セントベルナルデュス ホワイト 缶ビールNEWリリース!

セントベルナルデュス ホワイトの缶デザインが新登場!! この度、セントベルナルデュス醸造所より「セントベルナルデュス ホワイト 缶330ml」をリリースいたします。 セント・ベルナルデュス醸造所は世界一のビールと謳われたトラピストビール「ウエストフレテレン」の委託醸造として醸造が始まった由緒あるブルワリー。このホワイトは同醸造所が、ヒューガルデンの生みの親「故ピエール・セリス氏」と生み出したものです。今回の新商品となっている缶のラベルには、「トラピストの道」が描かれています。20世紀初頭、ラベルに描かれているブルワリーの場所で修道院がチーズを作っていたことがあり、ブルワリーの目の前の道は実際に「トラピストの道」という住所、名前となっています。 歴史あるこの「セントベルナルデュス ホワイト」をぜひ缶でもご賞味ください。 St. Bernardus Wit Can 330ml / セントベルナルデュス ホワイト 缶330ml [セントベルナルデュス醸造所 Alc. 5.5%]ヒューガルデン ホワイト、セリス、ホワイトに続いてホワイトビールの神“ピエール セリス”が挑戦した最後のホワイトビール。セリス ホワイトに比べ、スパイシーでボディーある味わいは、他のどのホワイトビールも凌駕する程の素晴らしさ。このビールはセント ベルナルデュス醸造所の酵母を使用しているからこそ。まさに、セリス氏とこの醸造所の合作。今回330ml缶が初登場! ご購入はこちら   *・*・*・*・*・*・* クラフトビールオンライン / craft beer...

デリリウムの缶ビールがNEWリリース!

デリリウムの缶ビールがNEWリリース!

デリリウムで有名なヒューグ醸造所の新しい缶のラインナップが新登場!! 新銘柄となる「デリリウム パラノイア 缶 330ml」、ボトルではお馴染みの「デリリウム トレメンス 缶 500ml」「デリリウム レッド 缶 500ml」の3種を今回リリースいたします。 デリリウムファンにはもちろん必見ですが、まだデリリウムを飲んだことがない方もぜひお試しください!   Delirium Paranoia Can 330ml / デリリウム パラノイア 缶 330ml   [ヒューグ醸造所 Alc.5.6%]ヒューグ醸造所に新しいラインナップが登場!待望の新作はカバの絵が描かれたヘイジ―でホッピーでヒッポ(カバ)なIPA。煮沸工程で3種のホップを、熟成工程で2種のホップを投入し、計5種のホップを使用し、ホップの爽やかなアロマを楽しめる、喉の渇きを潤す一杯だ。   Delirium Tremens Cans 500ml...

セゾンビールと言えばDupont醸造所!

セゾンビールと言えばDupont醸造所!

サマータイムも始まってすっかり明るくなってきたベルギー。ビールが美味しい季節になってきました。 先週末のお出掛けの目的地は、ずっと行きたかったDupont(デュポン)醸造所です。私の記憶では去年までプライベート醸造ツアーのみだったと思うんですが、それが変更になったようで、最近調べたら今は毎月第一土曜日の午前中に醸造所ツアーを開催していました。そして有り難いことに3言語対応(英語、フランス語、オランダ語)!私たちは11時半から始まる英語のツアーを予約していきました(予約すると12.5ユーロ、予約しないと15ユーロ)。私の中でDupont醸造所といえばSaison(セゾン)ビールでしょ、というイメージだったんですが、どうやらMoinetteがこちらのイチオシのよう。醸造所に着くと、大きなMoinetteの看板が至る所にありました。Moinetteはベルジャンエールで、ブロンド、アンバー、ブルーンの3つのラインナップがあります。 ↑醸造所入り口、Moinetteのロゴがお出迎え ↑醸造所内部にて ちなみに私が楽しみにしていたSaison(セゾン)ビールとはどんなビールかと言うと…まず「Saison(セゾン)」とはフランス語で季節という意味。英語ではSeasonですね。「セゾンビール」と言うとなんだかモヤッとしていて若干定義が難しいんですが、上面発酵のエールで、アルコール度数は低め、ホップが強めで少し酸味のある夏にぴったりの爽やかなビールです。結構レアなビールなので普通のビアカフェにはあまり置いてないし、置いてあったとしても、まず「Saison」でカテゴライズはされていません。色が黄金色なので、大体ブロンドビールのカテゴリーに入っていると思います。でも名前は「Saison」を冠しているので、見つけたらぜひ飲んでみてください(たまにSaisonとついているけどSaisonビールじゃないこともありますが、Dupont、Silly、St. Feullienあたりを選ぶと確実です)。 このビールは、元々、ベルギーの一大穀倉地帯であるエノー州で、繁忙期の夏にやってくる季節労働の農民用に提供されていたビールでした。醸造は冬の農閑期。夏まで持たせるために、保存料としてホップを沢山使っているためホッピーなビールに仕上がります。また、農作業中に飲むものなのでアルコール度数も低いんですね。当時は「うちの農場はビールを〇リットル出すよ」、なんて言って農民を呼び込んでいたそうです。夏の農作業中にこのビールを飲んだらとても美味しそうですよね。   醸造所に着くと、醸造学を勉強している学生さんとオーナーの娘さんがガイドをしてくれました。参加者は私たちとアメリカで家族が醸造所を営んでいるというニューヨーカー。おかげで、着眼点が面白かったです。ビールの基本的な知識に、Dupont醸造所のあれこれを織り交ぜて説明をしてくれてなかなかいいガイドさんでした。 Dupont醸造所はワロンのエノー州に位置する醸造所で、1844年から醸造と農業を営んでいる歴史のある醸造所です。現在のデュポン一族になったのは、1920年からで、それ以来、家族経営の小規模かつ伝統的な醸造を続けています。従業員は全部で27人で、醸造に携わる人は10人ちょっとだそう。規模は小さいながらも、現在のオーナーは設備投資をして、今風に醸造所をリニューアル、さらにBio(有機)の認証を受けたビールをベルギーで初めて醸造したり、海外向けマーケティングに成功、アメリカを始めとし、日本などの海外に生産量の40%を輸出しているそうです。 ベルギーの醸造家の中でも注目されており、「世界でもっとも優れた醸造所10選」にも選ばれました。   ↑奥に見えるのがマッシュタン   ↑こちらが発酵タンク 今回面白かったのは、Dupont醸造所の上面発酵の温度について。 通常、上面発酵は20~25度くらいで発酵が進むのですが、この醸造所ではなんと35度とのこと。使用している酵母が35度くらいじゃないと発酵してくれないからだそう。今まで教科書的に上面発酵の温度を覚えていましたが、いろんな酵母があるんだなぁと新しい発見でした。 醸造所ツアーは所要時間は約1時間で、醸造工程順に回って、最後にショップとカフェに寄って終わります。ショップでは全商品のラインナップを説明してもらい、Dupont醸造所の有名なビールの6本セットのプレゼントパックをGET。そして、最後は立ち飲みのBarスペースで試飲タイム。好きなビールを3種類選んでおつまみにはDupont醸造所のチーズ(Moinetteのウォッシュタイプチーズ)を貰えます。味・アルコール度数の低いものから試していきます。私たちはまずはピルスナーとSaison Dupontの飲み比べ。ピルスナーはJupilerなどとは比べ物にならないくらい味がしっかりしいてモルト感がすごい。   ↑ピルスナー(左)とSaison Dupont(右)の飲み比べ   そして次はSaison DuponとスペシャルなSaison Dupont (Cuvee Dry Hopping)の飲み比べ。レシピはほぼ同じなのですが、スペシャルな方は、ドライホッピングの工程が追加されています。これはものすごい顕著な違いでした。もう鼻を少し近づけただけで、ホップの爽やかな香りがくる。ドライホッピングってこんなにも威力が強いのかと驚きのテイスティングでした。 ↑Saison...