Abbaye des Rocs
フランスとの国境に近い、エノー州モンティニー・シュール・ロックという小さな村にある醸造所です。
醸造所の傍には修道院の遺跡があり、醸造所はこの修道院のレンガを使用して建てられました。
自宅でビール醸造をスタートさせ、その後評判になり、1979年に醸造所として正式にスタートしました。
現在は女性醸造家ナタリーが全てのビールのレシピと醸造に携わっています。
多くのベルギービールは瓶内2次発酵を促すため、ボトリングの際に、酵母と糖類をいれる醸造所がほとんどですがここでは糖類を添加せずに高アルコールビールを造っているため、モルトの旨味が強く、重厚な味わいが特徴です。
この醸造方法は現在ではとても珍しいものです。
スパイスも多く使いますが、高品質かつナチュラルなものを使用します。
2018年には現醸造所からほど近い場所に新たにビアカフェと醸造施設をオープン、ナタリーと一緒にレシピを考えてビールを造ることができ、できたビールは醸造所で飲むことができます。
ほのかな甘さ、柔らかさが全体的なビールの特徴ですが、メインブランドのアベイデロックは9%のハイアルコール、ゆっくりと味わって飲める最高峰のベルギービールの一つです。